東京ディズニーランド Dad Stock ライブレポート

 
本メンバーでは初の遠征ライブ
お陰さまで 無事?ディズニーライブ終了しました。

ようこんだけ 色んなトラブルが起きるなぁ!
というほど、エピソード満載の2日間

ライブも最高でしたが、
色んな人との出会いが ありましてね
皆様にホント感謝です

では、ライブレポートを・・


本番は6月26日16時〜

でも

集合は6月25日の21時
前日から綿密な リハーサルがあるんです。


平日ですしね、
メンバーそれぞれの 用事があるので、
バラバラにTDLへ向かいます。

予定では

@Hooちゃんは、朝から横浜の友人と会い、直接TDL入り

ABsネコちんさんは、仕事終わってから 1人でTDL入り(入れるのは23時)

BVoリーダー・Tpくりちゃん・Drおーちゃん・らっぱちゃんの
 4人は16:30の飛行機で 伊丹を出発して、
 余裕こいでTDL入り・・のはずが
 予定の飛行機が来ず、なんと1時間半遅れで出発

コレが、嵐のはじまりでした。

ただ 4人のスケジュールは、余裕ありましたので
「ぜんぜん間に合うわ〜」なんて 言ってますと
結局、現地入ったのは、定刻の21時を大幅にオーバーした
21時40分。。大遅刻ですぅ・・

で、

メンバーの遅刻は ココで終われへん
リーダーの元に 1通のメールが

「Hooです、横浜でバス乗り遅れましたぁ〜」

TDL直行バスを 逃したようです。
で、彼女もそれで終わりません

「動揺して、違うバスに乗ったら 成田行きのバスでした」

と くるじゃないですか!?
もう 笑うしかあらへん!!

結局、彼女は高速沿いに見える TDLを
成田行きのバス車内から 眺め、通り過ぎ、(飛び降りたら 間に合ったのに・・)
行きたくもない成田に到着、
ダッシュで電車に乗り、タクシーにも乗り
到着したのは22時過ぎでした・・

そして最後に、
ネコチンさんは 10時半頃に到着
(ネコさんは 事前にスタッフさんから了承済みです)


よう考えたらウチのバンド
平均年齢 40歳でっせ!
エエ歳こいだ メンバー 全員が遅刻って
きっと 前代未聞やったでしょうね。

もちろん我々は 平謝りの連続でした。
なんせ、音響さん、照明さん、担当スタッフさん、プロデューサーさん
皆さんは、21時から待ち続けて 下さってましたから

でもね、すごいんです。
何がって?
ディズニーのスタッフさんです

あれだけ 遅れて行ったのに
「遠いところ、本当にありがとうございます」
とか
「慣れてないと、わかりづらいですよね」
とか
「成田は東京じゃないんですよ・・」(←わかってるちゅーねん)

なんて、終始笑顔で対応下さるんです。
さすが夢の国のスタッフさんです!


余りに優しい対応なんで、(腹わた煮えくり返ってた かもしれんけど)
こちらも気が緩んだのか

「他にも遅刻された バンドさんていますぅ?」
なんて質問すると
「あぁ、、いらっしゃいますよ」
「おおー、そうなんですか!」(←変な安心感を持ってしまう)
「同じ関西のバンドさんが・・」
「やっぱり・・・関西を代表して 申し訳ございません」

イランこと 聞かんかったら よかった・・

するとスタッフさんが

「そういえば、もう1バンドさんも遅れて・・」
「あー、まだいるんですねぇ」(また変な安心感が)
「ただ・・あのぉ・・」
「えっ、何ですか?」
「東北のバンドさんでして」
「あぁー、遠いですもんね ウチも遠いもんなぁ〜」
(↑遠いのを 言い訳にしようとしてる)
「いや、先日の地震の影響で
    交通機関が乱れてまして、仕方なく・・」
「あっ、、そうでしたか・・やっぱり申し訳ございません。。」

もう謝り続けるしか あれへんがな。
調子に乗って いらん話題を振ると
通常の3倍 謝らんといかん
という、しょーもない話でした。


さて、逸れた話を戻しますと

メンバーが揃ったところで
ステージにて 楽器の準備を始め
個々に配線や マイクチェックをします。

さすが、エンターテーメントのプロ集団
噂には 聞いていましたが
2人の音響さんが手際よく、最高の音を出してくれます

全曲を通してリハ演奏したのですが
「あれ?ウチのバンド、こんなに上手かったぁ?」
と勘違いしそうなぐらい、素晴らしい音響です。

そして何よりびっくりしたのは
演奏するステージが
「せり上がりステージ」なんです!

地下でセッティング 終わりますと
賑やかなBGMと共に
バンドが 下からニョロニョロと 登場する仕掛け

「ほぇー、ワシら五木ひろし みたいやなぁ〜!」
「いやいや 美川憲一やろ?」
「どっちも そない変わらんがな・・」
なんて感動しきりでした。

結局リハを終えて、ホテルに戻ったのが
午前1時過ぎ・・
全員 夕食抜きでしたので
ホテルに入ってから食事に行こ・・
って、こんな時間に どこも店開いとるかぁ!!

まぁ、運良くと言いますか
ホテルにコンビニが ありましたので
個々に 弁当やいなり寿司、ビールやお酒を買い込み
女性チーム男性チームの 部屋ごとに分かれましてね

食事したり、風呂入ったり、しゃべったり
ノンビリしてますと、朝の4時になりまして
さすがに 寝よか!っとなるワケです

-----

さて、
夜が明けて ライブ当日

ディズニーランドに行くため
ホテル前で バス待ってますと
体中が 震えてきます。

・緊張じゃないんです
・風邪でもないんです
・おしっこ我慢してる ワケでもないんです

この日の東京
最高気温が 19℃
しかも 天気は雨・・
ただ単に 寒過ぎるねん!!

ちなみに 蒸し暑い大阪から来た
マクさん と らっぱちゃん
半ズボン履いてましたので
足元がスースーですわ。

そういや ランド内で 半ズボン履いて
寒そうにしてる お兄ちゃんの9割は
「めっちゃ寒いやんけ〜!」
と嘆く 関西人ばかりでした。
情けない 話やね・・

で、どーでもエエ話は 置いといて

ランドに到着しますと
雨で寒いのに 結構人おるなぁ、
と思ってたら

ディズニーマニアの クリちゃんが
「今日めっちゃ 人少ないねん!
     人気のホニャララマウンテン でさえ 5分待ちやねん」
「へー、普段はもっと混んでるの?」
「30分や1時間は 当たり前やで!
      こんな少ないのは 奇跡や!」
と、彼女は 大喜びです。

でも よう考えたら
ボクらの 演奏聞いて下さる お客さんも
少ない・・ってコト?

ん、、微妙に 心から喜べない。。
とも 思いましたが、
10分後の らっぱちゃんは
アトラクションに乗って
「ギャーギャー」はしゃいでるのでした。

さて、ライブ本番は 16時ですが
集合時間は 14時半
昨日 遅刻しただけに、
ゆっくり遊んでる 場合とちゃう

一旦、ランドから出て
スタッフ用の入り口に 向かいます。

時間通りに スタッフさんが
バスでお迎えに 来て下さり
バックヤードを 通ってステージに向かいます。

地下に埋もれてる ステージに着くと
まずは 楽器のセッティング
そして小さい音で マイクセッティング
順調に コトが進みます。

メンバーは 楽屋に通され
各自 衣装に着替えて
後は ひたすら待つのみ・・

皆、衣装のチェックや
振り付けのチェックを してる中
イスに座って 何かしてるHooちゃん

「足が痛いねん〜」
と言いながら

楽屋のドライヤーで 足をあぶってます・・

「そんなんで治るかぁ!」
と 突っ込まれてましたが

5分後には
「わぁ、、まじで痛いのマシなった〜」
と喜んでましたが、どんな治療法やねん?

メンバーの緊張と 爆笑が 混在した空間に
ドアの開音が 響きます。

「10分前になりました、では皆さんステージへ」
スタッフさんが、迎えに来てくれました。

地下の 通路を通り
いよいよ ステージに登り
各自、楽器機材のチェックです。

・リードの位置もOK
・ネックの位置もOK
・ストラップの長さもOK
緊張しながら ボクもチェックしました。

一番大事な チェックを忘れてたけど・・・

2分前になると
ステージの扉を 締められ
外から 鍵を掛けらます。(安全上の話ね)

1分前には 目印の青いライトが点灯し
10秒前に 赤いライトが点灯

緊張が 絶頂に達した時

「ギュイ〜ン」
という音と共に ステージがゆっくりと
階上の客席に せり上がります。

隙間からしか 見えない客席からは
大音響のBGMに

「本日のスペシャルゲストは Boogie☆Ramblers!」
と ナレーションが掛かっています。

徐々に見え始める客席
緊張感がピークに達した時
BGMとナレーションがとまり
いよいよライブのスタートです。

ドラムのカウントで
1曲目(That's Right)が 始まります。
まずは演奏しながら 客席を見回します。

「うう、、やっぱり少ない目やな・・」

見た感じ 2,300席ほどある会場に
3,4割の 空席が見えます。

そうこうしてますと、ボクのサックスソロ
照明は ガンガン当たってるし
とにかく必死に吹きます。

ただ、
「なんか昨日と違うなぁ・・
     モニターから 自分の音聞こえへん」

と 違和感を感じながら
一曲目が 終わりました。

リーダーのMCで バンド紹介してますと
音響さんが走って ボクの腰元に座ります。

「サックスの音が 出てません!!」
「うっそーん!」

腰に掛けた 電源ボックスを見ると
スイッチ 入れてへんかった・・
何たる大失態やぁ!!

ちなみに さっきの曲のソロ
64小節も あるんですよ

つまり お客さんは
ボクのエアサックスを
「あのサックス 何やってんねん・・?」と
ボーっと見つめてた ワケです。。

メンバーの皆さん、スタッフさん、そしてお客さん
本当にすみませんでした
全然 気付きませんでした

動揺を 引きずりながらも

2曲目(Just A Gigolo)
4,5テーブルのお客様は 非常に喜んで頂き
ホント 励みになりました。

3曲目(Jump Jive An' Wail)
今回20分と 時間も限られてましたので
リーダーのMCも短め

Tpのくりちゃん、ゆっくりお茶のんでたら
イントロに 間に合わず必死や!
ボクは横で 爆笑しそうなりました。

この辺りから、お客さんにも
徐々に のって来て頂けたような

最後の曲は いつもの(Ho Ho Ho!)
この曲は「ホー!」という声を
お客さんと 掛け合う曲なんです

最後に お客さんも一緒に笑顔で
「ホー!」と唄っていただけました。

見て頂いた お客様
周りにもっと楽しいモン
何ぼでも あるのにも関わらず
Boogie☆Ramblersのステージに 拍手を下さり
本当にありがとうございました!

演奏を終えて 登りつめた我々は
気分とは裏腹にに
ゆっくりと 地下に下がっていくのでした。。

-----

さて、本来ならここで 話終わるんですが

大阪に戻ってきてから
信じられない サプライズが ありました。

メンバーは 深夜に帰阪しましてね
ボクは 帰宅してから シャワーを浴び
何の気なく PCをつけると
ミクシーメールが 一通

「へいじさん? 誰や?」

開いてみると わかりました。
ブギーの前日に 同じステージで演奏された
Booker O. & the NG’s という東京のバンドさんで(メチャ上手いバンドです。)
ハープを吹かれる方 からのメッセージでした。

事前にブログでは、繋がっておりまして
互いのブログに メッセ入れあったり
メールのやりとりで、応援しあったり・・

ただ、メールの内容には
涙が出そうになりました。

-----

らっぱぱさん、今日の DadStockお疲れさまでした!
気がつかれたかも 知れませんが、
私、本日観に行きました♪

良かったです!
カッチョよかった〜!

関西からですし、平日だから、知人の方も少ないと思い、
写真やビデオもなかなか撮られないかと思って、
写真をバキバキ撮っておきましたよ☆

Photoギャラリーとビデオをアップしてあります。

フォトギャラリー

ビデオ
http://razzo.xsrv.jp/boogie/boogie2.html

-----

なんと へいじさん
会ったこともない 我々のために
わざわざお二人で ビデオと写真を 撮影下さってたんです。

自分で お仕事されてる方なので、
仕事をほっといて 来て下さったと思います。
きっと交通費も入園料も ご負担かかったと思います。

何より申し訳なかったのが
ステージを気遣って
へいじさんから 我々に声を掛けられるコトもなく
そして我々からも お礼を言うこと出来ず
お別れしてしまいました。

へいじさん、そして NG’sのメンバーさん
絶対 お会いしましょうね!
ディズニーライブの打ち上げもしましょう!
ジョイントライブもしましょー!

-----

では、
最後に バンドメンバー、一同より

ランドのスタッフの皆様
大阪より応援に駆けつけて頂いた、マペさん、アイちゃん、
写真いっぱい撮ってくれた、きびちゃん
サプライズのプレゼント下さった、へいじさん
そして、ステージ前で拍手を送って頂いた全てのお客様

心よりお礼申し上げます
本当にありがとうございました!!

-----

こんなに 色んな出来事が起こった
楽しい2日間は、生まれて初めてでした。

あー、、ほんまに生きててよかった!
と実感してミル。。

おしまい


2008/06/28 らっぱぱ
 HOME
inserted by FC2 system