第77回 人のレコード

前にも、書いたと思うんですが、大変失礼かもわかりません。
人の家に行ったら、勝手に冷蔵庫あける人いませんか?
私もそういう衝動にかられる事があります。

私の場合は、人の家に行くとレコード・CD棚を見せて
もらうんです。割と勝手にレコード棚を開けてるかもです。

当たり前ですが、その人が今までどんな音楽を聴いてきたのかが
よくわかりますね。ちょっと変なレコードが出てきて理由を聴くと
人にもらったとか、その頃はそんなんばっかり聴いていたとか
なかなか面白いです。

私が知人の家にお邪魔して聴いてる音楽の幅広さ、収集量で
驚いた人は過去5〜6人ぐらいでしょうか?

1人は高校時代某コンビニでバイトしていたときに知り合ったギタリストの方。
ギターも売ってもらったりしたのですが、消息不明。プロで未だに
活動しているんでしょうか・・・・ご一報下さい。

お一人は現在、福知山在住。音楽の知識が深く、収集量も半端ではございません。
夏には、コンサートを見に渡米を予定されている、筋金いりの音楽ファンです。
いつも、色々ありがとうございます。


おひとりは、とにかく何でも聴く。よく一緒にライブも行きました。ワールドミュージックにも
知識が深く色々教えて頂きました。残念ながら鬼籍に入っておられます。

30代に良く行ったバーに行くとそんな音楽好きの人と会うのが楽しみでした。
マスターをはじめ、お客さんはみんなコアな音楽好き。どのミュージシャンが好き。
あの曲を演奏してみたいなど、話が尽きませんでした。夕方6時から朝の5時、6時まで
呑んで、その日夕方6時にまた店に行ったことがあります。とにかく、平日は夕方に
なるのを本当に楽しみにしておりました。

もちろん、そのバーにも沢山のレコードがありました。そろそろアナログ〜CDへのソフト切り替えも
落ち着いて来た時期で、店でかかるのはやはりCDが多かった時期でしたが、アナログしか音源が
ないものもまだまだあった時代です。


店で聴いて大変印象に残っている1曲は、常連のお客さんが「ジェームス・テイラーはやっぱりこれでしょ?」
と言ってかけてくれた「目を閉じてごらん」という曲でした。
驚いた人は過去5〜6人ぐらいでしょうか?



お店の改装で、そのレコードが我が家にやってきました。なかなか感慨深い物があります。


形見なので、大事にしたいと思います。

私のレコード、CDは私が死んだら、どうなるんやろう・・・

マスターこんなんも聴いてたんですね?の一枚です。

アメリカン・フォークに大胆に接近した71年発表の5枚目。トラッド色濃い楽曲と、
「ソー・クリア」(哀愁感がたまらない名曲!)などのシンガー・ソングライター風楽曲が混ざっている
内容(「CDジャーナル」データベースより)

リフレクションズ/ペンタングル
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