第59回 油断してました
2009年9月9日、ビートルズ待望のリマスター盤が発売されました。
6月にはMONO BOXを予約していたのですが、発売日に金策が間に合わず
ステレオボックスともに購入出来ておりません。ピヨピヨピヨ
ニュースでは、発売日前に号外は出るわ、9月9日午前0時に各CD量販店で
テープカットなどイベントもすごかったですね。ゲームソフトの新作が発売されるのかと
思いました。
そして、なんともう品切れなんです。
87年のCD化以来、22年ぶりのリニューアル。個人的にも盛り上がっていたのですが・・・
まあ、先立つものがないので、どっちにしろ購入出来ないわけですが、油断してました
願!!再プレスです。
ただ、昔から疑問点が色々ありまして・・・
まず、ビートルズを最高の音質で聴くにはどうすればよいのでしょうか?
音質が良いとよく聞くのは、まず、アナログ盤。
UKオリジナルのブラックオアゴールド・パーロフォンのファーストとか
マトリックス1(英国オリジナルLPで初回発売分のモノラルレコードはマトリックス1と呼ばれ、
ラウドカッテング(音溝に大きいレベルで音が入っており迫力がある)が音質の上で
最高と言われますが、現在、非常に高額のため入手困難。
では、CDは?
87年のCD化ですが、初期の4枚はUKモノラルマスターが世界統一ヴァージョン
次の『ヘルプ』『ラヴァーソウル』はノイズカット、音量バランスをいじったり
いわえる【リミックス】が行われています。
レコーディングは通常、マルチトラックのテープ(マザーテープ)に
OKテイクを刻んでいくやりかたで行われ、すべての録音を終えてからバランスを取り
2トラックのマスターテープにミックス・ダウンしていくのが基本
リミックス→マルチトラックのテープに戻って作り直す事
リマスター→マスターテープのみに手を加えること
わかりやすく(ビートルズのCD化されている作品自体わかりにくいのですが)
『イエロー・サブマリン・ソングトラック』や『レット・イット・ビー・ネイキッド』
『ラヴ』なんかはリミックス。『ビートルズ1』はリマスターだそうです。
あと、前述の87年盤の『ヘルプ』『ラヴァーソウル』なんかは本来、リマスターで
なければならないのに、リミックスになってます。
今回は遂にUKオリジナル・マスターに最新デジタル・リマスタリングをほどこしたCDです。
そして、紙ジャケットは精度の高い、メイド・イン・ジャパンです。
まあ、色々と書きましたが、論より証拠。でも、高額で購入できないので
某量販店で、試聴(一部)して来ました
まず、『プリーズ・プリーズ・ミー』『ウィズ・ザ・ビートルズ』
ステレオ盤ですが、ヘッドホンで聴くと右からがヴォーカル、左からは楽器類がきこえます。
この二枚は最新モノ・ミックスで聴いてみたいところです。
『ア。ハード・デイズ・ナイト』からはヴォーカルがセンターになります。
あとのアルバムは、音が良くなっているというのは実感しましたが、個人的には87年盤と
聴き比べないとわからないのが本音ですね。私の試聴機の後ろを舌打ちしながら
通りすぎられる方が結構いらっしゃったので、そこそこに致しました。
一番の問題は、どっちもいつ入手出来るねん?って事です。トホホ。