第20回 こういうのが・・・

記念すべき?20回目の連載なので、最近、やっと購入した
新譜からでございます。

といってもたぶん5月発売。ああ、今年はあんまり音源買えてないなあ
ストレスも溜まりますわ。新曲書けるかな・・・

初めて、この人のギターを聴いたのは、たぶんマリア・マルダーの
“オールド・タイム・レディ”だったのではなかったでしょうか?
最初、何でギター(特にエレキね)に興味を持ったかというと
ギタリストが、でかい音でバリバリ弾く(早弾きってやつね)姿にあこがれ
ギターを購入したのですが結局、真似をしたことがなく、本当に好きな
ギタリストというと、私の場合、歌のバックで効果的なバッキング、オブリガード、ソロを
入れるギタリストです。歌のバックで弾いてても、「あ、誰々が弾いてるっ」て
すぐにわかるギタリストが大好きです。

そういう意味では、この人のギターはまさに「職人技」「理想的」ですな。
まるで、ペダル・スティールを弾いているようなフレーズを普通のエレキ・ギターで
弾いてしまうのです。
影響を受けた人が多いのでは?
この人みたいに、弾ける、弾けないは別ですが・・・

今回はパーシー・メイフィールドのトリビュート・アルバム。
パーシー・メイフィールドは50年代に「Please Send Me Someone To Love」を
大ヒットさせ、50〜60年代に大活躍した作曲家、シンガーです。
(この曲は弊社のレパートリーでもあります)

この曲は、男女間の愛だけに限らず、全世界全ての人々の幸せと平和を祈る、愛の歌です。

この人の特徴として、歌の内容は失恋の悲しみ、人生の憤りを歌う歌と、
もう一方では、踊り出したくなるような楽しい曲もあり、悲しみばかりを歌う、
ブルース・シンガーとは少し違うようです。ビッグ・バンドで歌いますしねえ。
切々と歌う、あのバリトン・ヴォイスが魅力です。
レイ・チャールズの代表曲のひとつでもある「ヒット・ザ・ロード・ジャック」も彼の作品です。
踊り出したくなる曲ですよね?

1970年代から、他人がパーシーのカバーをするバックでギターを弾いたり
していましたが、自分の声質とパーシーの作品が合うことをいつ気づいたのでしょうか?
自分でも過去、何曲はちょこちょこ歌っていた様ではありますが・・・

大変素晴らしいトリビュート・アルバムです。

どや?

「Get Way Back」 A Tribute To Percy Mayfield/Amos Garrett

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