第8回 あめみん〜


ドラムを叩いていた、先輩が怪訝そうにこちらを見て

「新入生か?」と尋ねられました。

私→「はい。見学したいんですけど、
   よろしいですか?」

先→「おお〜、ええぞ、ええぞ」

私→「先輩は、ドラムなんですか?」

先→「いや、わしは、ベースや。」

私→「ドラムも、叩きはるんですか?」

先→「いや、暇やったからな。ところで、お前
   どんな音楽が好きなんや?」

私→「R&Bなんですけど・・・」

先→「おおっ!!渋いなあ?ロック&ブルースか・・
   黒人音楽はかっこええからなあ?」

私→「いや、リズム&ブルースですよ。」

先→「おお〜、そんな言い方もするなあ。
   わし、学校の前の西山寮ってとこにおるから、いつでもこいや。」

後日、先輩の部屋にお邪魔しましたが、黒人音楽のレコードは
一枚もありませんでした。


そして、その方(Tさん)がクラブの最高責任者であることを後日知りました。


その後、部会があり、4回生のMさん(この人は本当にドラマー)と
仲よくしてもらいました。
色々話をさせて頂くと、好きな音楽の趣味が一緒でしたので、
入部を決めました。

このMさんが卒業する際、追い出しコンサートで
ブルース・ブラザーズを演りました。

Mさんの体型がジョン・ベルーシそっくりだったのです


それが、初めて黒人音楽の曲を演奏した瞬間でした。



どや?
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