第7回 だいがく〜


どうにか、こうにか、進路も決まり、やっと音楽が
出来る身分になりました。

まずは、何処の音楽系クラブに入ろうかと色々
悩みました。


母校には、軽音楽部、フォークソング部、
ブルース研究会、アメリカ民謡研究会という
大学の文化会に正式に所属している団体が
ありました。

まずは、軽音楽部。

さすが、ルックスは、頭の先から、足先まで、
ロック・ファッション。

ヘビメタ、パンク、フュージョン、ポップスと
色々なジャンルを演っておられました。

しかし、私の趣味ではありませんでしたので、
見送りです。

次、フォークソング部。

特に何もありません。


Out Of 眼中(死語?)です。

やってきました、ブルース研究会。

クラブ見学させてもらいましたが、
長髪の上級生が、Deep Purpleの
“Strange Kind Of Woman”を
演奏してくれました。


残念ながら、見送りです。

というか、愕然と致しました。

そして、最後、アメ民です。

某大学に入学したI崎君が所属していたこともあり
クラブ名は把握しておりましたが、イメージは
やはり、カントリー、ブルーグラス系の音楽を
演奏しているのだろうと想像して部室のドアを
叩きました。


そこにいらっしゃったのは、部長さん。


汚い部室の奥にある、ドラムセットを叩いておられました。

(次号に続く)

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