第6回 ブルースの洗礼


やっと?大学生になり、ライブハウスに通うようになりました。
当時、大阪といえば、やはり今は無き【バーボン・ハウス】です。

初めて行ったのが高校2年生の時、大晦日のオールナイト・ライブでした。
当時、テレビ放送があり、ここは解ってもらえる人だけで良いのですが、
司会がミヤ蝶美、蝶子(あってるんかな・・・)桂文珍。
出演者が山下久美子、内田勘太郎、有山淳司、Voice & Rhythm
(ヴォーカルが上田正樹と金子マリのWヴォーカルの時です)
誰がカバやねんロックン・ロール・ショーなど錚々たるメンバーでした。

そこで、大学一年生の時、きっとブルースが呼んでいたんだと思います・・・

ウエスト・ロード・ブルース・バンドのライブに行きました。

レコードも聴いたことがなく、ただ、バンド名を見て行きたくなったのと、
昔は結構有名で、日本のブルース・バンドの草分け的存在だというのを
どこかで目にしたのでしょう。当時の彼女についてきてもらいました。

ブルースのライブというと、酒と煙草。まあ、ライブ・ハウス自体空気の良い場所とは
言えません。たばこの煙に彼女が辟易しており、可哀想でした。

85年当時、再結成時のウエスト・ロードでしたが、オリジナル・メンバー。
結論から言うともうぶっ飛びました。とにかく、演奏が上手かったことに驚きました。

85年までに見たライブで良かったアーティストは、
レインボー(これは初めて見たライブです。)ジェフ・ベック(ゼア&バックの頃)
スティービー・ワンダー(大阪フェスティバル・ホールで一番前だったため)
キンクス(御堂会館)ポリス(ゼニヤッタ・モンダッタ)ぐらいでしょうか?

ライブ・ハウスという狭い空間と言うことと、再結成して、84年のアルバムリリース直後だったのか
凄くタイトな演奏でした。見てるお客さんも酒の力を借りて、段々テンションが上がって行くのが
危ない感じがしてすごく格好良かったです。

大学に入って本格的にブルースを演ろうと決心した瞬間でした。

そして、やはり、ライブを見られないアーティストは、ライブ盤で聴くのが最高です。

B.B.Kingとマジック・サムのライブ盤が、私をブルースへと加速させたのです。

どや?

West Road Blues Band/ウエスト・ロード〜Blues Power(75年 バーボン)

B.B.King/Live at The Regal(65年)

Magic Sam/Live(83年 P-Vine)
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